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オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)、「新感覚の着け心地!」と噂のオープンイヤーイヤホンを徹底レビュー!

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)、「新感覚の着け心地!」と噂のオープンイヤーイヤホンを徹底レビュー!

Oladanceのフラグシップモデル「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」を1週間試用。ようやく、“耳を塞がない”オープンイヤーイヤホンの最適解を見つけた気がしました。

と言うのは、2年前から“ながら聴きができる”オープンイヤーイヤホンを使いはじめましたが、 “これだ!”というモデルに出会うことがなかったからです。

では、「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」の何が良かったのか。装着感や音質、音漏れ、バッテリー性能など、使い続けるからこそ気になるポイントをレビューします。

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)の総合評価

 評価 感想
デザイン ★★★★ 弾力のある形状記憶チタン合金など素材を厳選。フィット感を生み出す美しいカーブを描いたデザイン。ただ、もう少しスリムだったら最高なので4点に。
音質 ★★★★★ オープンイヤーイヤホンの弱点「低音域」を迫力のある音で再現。専用アプリで自分好みの音質を微妙にカスタマイズできるのがうれしい。
着け心地 ★★★★★ 快適な装着感とスポーツなどで動きまわっても安心の安定感は自分史上最高の着け心地。長時間使用しても負担になることがありませんでした。
音漏れ ★★★★ 音量により混雑した電車やバス内で隣の人に聞こえる程度。カフェ内やすれ違う分には問題ないので、人と密接する場所以外は自身も相手にもストレスフリーに。
機能性 ★★★★ 長時間の使用が可能なロングバッテリーや周囲のノイズを軽減する「集中モード」、音漏れ抑制、マルチペアリングなど、使い勝手を考え抜いた気が利く機能が満載。

Oladance OWS Proの詳細はこちら

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)は、こんな人におすすめ

  1. 低・中・高音域の音質や音全体のバランスにこだわりたい方
  2. 耳への負担を軽減して、長時間の利用をしたい方
  3. 日常使いやスポーツなど利用シーンを選ばないモデルを探している方
  4. マルチポイントで2台のBluetoothデバイスを同時に利用したい方
  5. 面倒な充電を避けたい、急速充電で長時間利用したい方

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)のスペックと特徴

「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」の注目ポイントは、「装着感」「音の再現性」「長時間バッテリー」です。

それは、Oladanceのフラグシップモデルのスペックをチェックするだけでわかります。

たとえば、皮膚の触感に近い医療グレードの液状シリコンゴムを耳に触れる部分に採用して肌に優しく装着時の違和感を解消。イヤホンの心臓部と言えるドライバーユニットに低音再生に効果を発揮する大口径を採用していること。
さらにイヤホン単体で最長16時間、最長58時間の長時間駆動のバッテリーを充電ケースに搭載。寝ているときを除いて装着・使用していても安心でき、週末の旅行でも充電不用で済みそうです。

ほかにも魅力的な特徴があるので、「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」の特徴を抑えておきましょう。

カラー展開 ブラック、ホワイト、シルバー、グリーン、ピンクの5色
材質 本体:チタン合金メモリーワイヤー
耳掛け部分:医療グレードの液状シリコンゴム
ケース:C+ABS プラスチック合金
通信有効距離 10m以上
ドライバーユニット 23mm×10mm ダイナミック型
重量 イヤホン (片側):13.8g
キャリーケース:73.6g
充電方法 USB Type-C
充電時間 イヤホン:約2時間、15分の急速充電で最大6時間使用可能
充電ケース:約3時間
充電最大持続時間 イヤホン単体: 約16時間、バッテリー容量150mAh
充電ケース併用: 約58時間、バッテリー容量1150mAh
アプリ対応 iOS & Android
対応コーデック SBC
防水性 IPX4
価格 34,800円((税込)

※通信距離や充電時間、充電最大持続時間は目安です。使用状況により異なります。

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)の大きな特徴

  1. 耳への負担軽減と安定したフィット感で長時間の使用でも快適
  2. 感圧式のタッチジェスチャーで誤作動を防止
  3. オープンイヤーイヤホンの弱点である低音域を独自技術で重厚に再現
  4. 専用アプリで操作方法や音質をカスタマイズ
  5. 日常生活の低周波ノイズを低減して集中力を向上させる「集中モード」
  6. 充電忘れの心配なし。最長58時間の連続使用、15分間の急速充電で6時間再生
  7. 2台のBluetoothデバイスに同時接続。3台以上でもペアリング履歴で切り替え可能

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)の本体と付属品をレビュー

では、「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」の中身を確認してみましょう。

・オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)
・プラグイン充電ケース
・Type-C充電ケーブル
・クイックスタートガイド
・ブランドカード
※同梱物には、充電アダプターは付属されていません。

 製品の箱や梱包資材は環境に配慮してすべてが紙製。開封すると音楽を聴きながらくつろぐジャケットと充電ケースのロゴが目に映り、アップル製品を開封するときのようなワクワクした感覚になりました。

充電ケースの蓋を開くと左右のイヤホンが登場。
第一印象は、美しい曲線と滑らかな立体感のデザインが洗練されていて、とにかく“かっこいい”ことでした。後に、このデザインが前述の特徴にもあるとおり、単にかっこいいだけではないことがわかるのですが…。

また、オーラダンスは中国のメーカーですが、もちろん取扱説明書や保証書などは日本語表記。装着の仕方から操作方法まで、イラスト付きでわかりやすく解説してあるので、オープンイヤーイヤホンがはじめての方でもすぐに使いはじめられるはずです。専用アプリ「Oladance」(以下、専用アプリ)でもペアリング方法やボタン操作などが1画面1項目のイラスト付きで紹介されているので、外出中に“あれ、どうやるんだっけ?”というときに助かります。

充電ケースからイヤホンを取り出して重さを量るとスペック通りで片耳が13.8g。大口径のドライバーユニットと大容量のバッテリーを搭載していながら、ここまで抑えられているのに高い技術力がうかがえます。

充電ケースのサイズは88mm×74mm×29mmで、重さは約73g。左右のイヤホンを入れても約100gと、iPhone 15 Pro(187g)にケースを装着した状態の半分程度なので、持ち歩いても負担になることはないはずです。イヤホン単体で約16時間の連続使用ができるので、毎日ケースを持ち歩く必要がないかもしれませんが。

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)の操作性と機能をレビュー

では、前述のスペックや特徴を踏まえて、気になる操作性や機能など「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」の使い勝手をレビューしましょう。

誤作動を予防する感圧・スライド式タッチボタン

スライド式タッチボタンイヤホンで行う操作には、再生/停止や曲の前/後、音量の増/減、音声アシスト、電源のオン/オフなどがあります。しかし、少し触れただけで勝手に音楽が再生されたり誤作動が起こることがあります。

そこで「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」は、感圧式とスライド式の両方に対応したタッチボタンを採用。デフォルトでは、左右いずれかの1回押して再生/停止、前後にスライドして音量を増/減できるなど、触るだけでなくジェスチャー操作することで実行されるので誤作動を解消しています。

最初は何度か押したり、スライドしたりと少し戸惑いましたが、人差し指と親指でタッチボタンがある部分を挟むスタイルに慣れてしまえば、装着したままで無理なくスマートに操作ができました。

多彩な機能でカスタマイズできる専用アプリ「Oladance

専用アプリ「Oladance」
専用アプリ「Oladance」2

デバイスとのBluetootによるペアリング接続、左右のイヤホンにあるタッチボタンを同時に長押しするだけ。ペアリングが完了すればすぐに音楽を聴くことができます。
これだけの利用ならアプリは不要ですが、iOSとAndroidに対応した専用アプリを使えば、多彩なアプリ機能を活用して快適に使いこなすことができるので、スマホにダウンロードして、「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」を登録しておきましょう。

専用アプリでは、左上画像のようにエアコンの空調音などノイズを低減して音楽や音声を明瞭にする「集中モード」のオン/オフや、右上画像のとおり音楽と通話で利用する際のタッチジェスチャーをそれぞれ使いやすくカスタマイズすることができます。

「集中モード」はノイズキャンセリングとは異なりますが、実際に試してみるとその効果を実感できます。遮音性が高いわけではありませんが、まわりの音や音声を“ながら聴き”しながら煩わしい空調音だけを減らしてくれたので、音楽を存分に楽しんだり、会話も問題なくできました。

意外な活用法としては、音楽などを聴かない無音状態で「集中モード」にすること。空調音が気にならなくなり、文字通りデスクワークに集中できた気がします。

考え抜かれたフォルムでフィット感を高めた快適な着け心地

快適な着け心地

オープンイヤーイヤホンには、耳掛けタイプやヘッド/ネックバンドタイプ、耳に挟むイヤーカフタイプなどがあります。

着け心地はさまざまですが、耳掛けタイプの「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」を試用した1週間で、装着時に落としてしまうことはなく、10時間以上も着けた状態で過ごした日でも耳が痛くなったり負担を感じたりすることはありませんでした。

もっと言えば、“着けていることを忘れる“とまではいきませんが、耳の穴に入れていないので圧迫感がなく、耳に掛けている部分も肌に優しいというのか違和感がほとんどなく、重さを感じることもありませんでした。

その理由はなにか? 詳しく「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」の仕様をチェックしてみたところ、要因のいくつかがわかりました。

それは、弾力のある形状記憶チタン合金で作られたワイヤーフレームと、耳とのフィット感を生み出す支点を考慮しながら、後方(耳たぶ側)にバッテリーを配置してバランスの取れたデザイン設計にしたこと。そして、耳に触れる部分の外装に医療用液体シリコンを使用して快適な着け心地にすることで、長時間の使用でも疲れにくく自然な着け心地を感じられるように仕上げたからだと思います。

確かに、これまでデザインや形状が異なる複数のオープンイヤーイヤホンを利用してきましたが、なかでも1番の着け心地だと思います。常に着用しているメガネが邪魔をすることもなく、マスクとの併用でも一切問題がありませんでした。

もちろん、耳の大きさや形状は個人差があるので、どなたでも同じように感じることはないかもしれません。気になる方は、店舗の展示品で確認してみることをお勧めします。

Oladance OWS Proの詳細はこちら

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)の音質と気になる音漏れは?

音質と気になる音漏れは?

“ながら聴きが特徴の”オープンイヤーイヤホンですが、音質にもできるだけこだわりたいですよね。ただ、これまで使用してきたオープンイヤーイヤホンでは、弱点と言われる低音が物足りないと感じることが多く、大好きなR&Bやソウルミュージックを聴くときは“まぁ仕方ないよね”と半ば諦めていました。

しかし、「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」から流れてくる重低音の再現力はかなり優秀でした。ズシッと感じる重厚な低音域は、Beatsのインイヤーイヤホンやソニーのヘッドホンで聴いたとき以来かもしれません。

この“聴き応え”を感じた理由は、大口径のドライバーユニットを搭載しているからだと思います。

出典:https://www.oladance.jp/pages/ows-pro

「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」は、通常のスピーカーやインイヤーイヤホンと同じ空気伝導方式を採用。デバイスから送られてきた音の電気信号を振動板で空気を震わせて音に変換。鼓膜を介して脳に音を認識させています。

ドライバーユニットは、振動板を含めた音を出す重要なパーツで、イヤホンの優劣を決定づけるとも言える重要な役割を果たしています。そして、振動板の口径が大きいほど、オープンイヤーイヤホンの弱点である低音の再現力が高いのです。

「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」のドライバーは、大口径の23mm×10mm。言い換えれば、イヤホンに大きなスピーカーが搭載され、耳穴のすぐ近くで音を鳴らしているようなものです。

専用アプリ「Oladance」
専用アプリ「Oladance」

しかも、専用アプリを使えば音質のスタマイズも簡単。4種類が用意されたプリセットサウンドからバランス重視の「デフォルト」、低音重視の「迫力ある低音」、オーディオブックやポッドキャストに最適な「クリアな人の声」をワンプッシュで切り換えられます。カスタムでは、低周波・中周波・高周波のdBレベルをそれぞれ増減させて自分好みの微妙な音質を創り出することも。

ベースやバスドラムの“ズシッ”と響く低音が特徴の楽曲をよく聴くので、プリセットサウンドを「迫力ある低音」に設定。大口径ドラーバーと音質のカスタマイズで、デスクワークや外出中でもお気に入りの音楽を思いっきり楽しむことができました。

また、「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」はBluetooth 5.3が搭載されているので通信品質も高く、パソコンで音楽を再生している最中にイヤホンを装着したまま少し離れた場所にあるトイレに行っても音が途切れたりすることがありません。

2台のデバイスに同時接続するマルチポイントにも対応しているので、パソコンとスマホを瞬時に切り換えて聴くことも可能。パソコンの音楽を再生中にLINE通話の着信があったときもタッチジェスチャーですぐに通話をはじめられました。

専用アプリ「Oladance」3

さらに、専用アプリの設定項目にある「ペアリング履歴」には接続したことのあるデバイスが表示されます。上画像はマルチポイントでパソコンとスマホにペアリングされている状況を示していますが、2つのデバイスに加えて夜中にテレビとペアリングして視聴していたときの履歴「テレビ」も表示されています。ペアリングをテレビに切り換えたいときは、パソコンとスマホのいずれかをオフにして、テレビをオンにすることで「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」でテレビ視聴ができました。2台同時接続は複数のデバイスから選ぶことができるようなので、これはとても便利です。

ただ、気になる点がないわけではありません。

先日、装着したまま買い物へ行った際、レジで係の人から話しかけられましたがよく聞き取れませんでした。相手がマスクをしていたこともありますが、音量が40%程度だったのが原因のようです。
「もう一度お願いします」と言いながらタッチジェスチャーで音量を下げると、声がしっかり聞こえてきました。話し終えた後にスマホで音量を確認すると20%程度でした。

聴いている音楽のジャンルや楽曲、環境によるかもしれませんが、個人的には会話をしながら聴く際の音量は20%、音楽をしっかり聴きながらデスクワークをするなら音量は30%から。屋外では周囲の煩わしい環境音も同時に聞こえるので、音楽を楽しみながら歩いたりするときは、40%程度がちょうど良かったです。

“ながら聴き”とはいえ、イヤホンからの音をメインで聴き、周囲の音もサブ的に聞こえると思って、シーンに応じた音量に調節するのがよい気がします。

では、イヤホンから周囲へ聞こえる“音漏れ”はどうでしょうか?

最初に行ったのは、耳に装着している状態とは異なりますが、音を出すドライバーユニット側を手のひら側に置いて、ブルーノマーズの世界的大ヒット曲「Just the Way You Are」を音量30%で再生。20cmほど離れた距離からデジタル騒音計で測定してみました。
結果は30dB強。30dBといえば、ささやき声や深夜の住宅街などで小さな音です。

しかし、これだけではわかりづらいので、友人に協力してもらいのテストを実行。「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」は、特定方向音場アルゴリズム技術により外部への音波漏れの抑制をしているそうなので、自分たちの耳で音漏れを聞いてみました。

屋内シーンでの音漏れテスト

自宅のデスクトップスピーカーからYouTubeで見つけた「電車内の環境音」「オフィスの環境音」「カフェの環境音」を再生。サラウンドではないので擬似的な環境音になりますが、聴いている楽曲の音量を変えながら、真横で肩がぶつからない距離に立つ友人にどの程度の音漏れが聞こえるかを確かめました。

結果は以下の通りです。

  • 電車内
    1m程度の距離があれば音漏れは気にならないが、隣の席に人が座っている場合は、少し音量を下げた方が無難。
  • オフィスやカフェ
    オフィスやカフェで会話をする場合は大音量にしない限り音漏れはさほど気にならない。ただし、図書館や静かな場所であれば、音量は下げた方が安心。

屋外シーンでの音漏れテスト

車が往来する歩道を2人で横に並んで歩いたり、すれ違ったりしながら、聴いている楽曲の音量を変えて音漏れの状況を確認しました。

結果は以下の通りです。

  • 横並びで歩いた状態
    周囲の環境音もあるので、大音量でない限り音漏れはさほど気にならない。同じ音量でも会話は成立。
  • すれ違う状態
    通過するときに音漏れが少し聞こえる程度で、ほぼ気にならない。
    ただし音量を大きくあげると、さすがに音漏れが聞こえ通過時は煩く感じる。

あくまでも個人の感想になりますが、出勤時に歩いて向かう際は通常の音量にして、電車やバスでの移動中は気持ち音量を下げ、オフィス内など屋内では控えめの音量にして会話ができる状況にするのがよい気がしました。

音声会話によるマイクテスト

また、せっかくなのでマイク性能も確認することにしました。方法は単純で、自宅内で相手の生声が聞こえない距離に離れてのLINE通話です。

結果は、日常会話を行う音量で話してみましたが、相手の音声が明瞭に聞こえました。
オープンイヤーイヤホンなのでANCノイズリダクション機能は付いていませんが、片耳のイヤホン側面に3つ(左右で6つ)のマイクがあり、通話ノイズを低減する機能もあるのでクリアに聞こえたのかもしれません。

ただ、会話をしながら相手に近づき、生声が少し聞こえる状況でわかったことですが、若干の遅延を感じました。仕様を確認すると遅延は200msとのこと。オンラインゲームでどの程度の影響があるのかは確認していませんが、音楽や映像を楽しんだり音声通話をするのであれば問題がないように思います。

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)の充電とバッテリーの持ち時間は?

「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」は前述のとおり、バッテリー性能がほかの競合商品と比較してもかなり優秀です。ここでは充電方法や連続使用時間などを改めて抑えておきましょう。

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)の充電方法

 「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」の充電方法は至ってシンプル。充電ケースを開閉するヒンジの下にあるType-Cの充電端子と別途用意したモバイルバッテリーやコンセントに接続た充電アダプターを付属のType-C充電ケーブルで接続するだけ。0%〜100%のフル充電に必要な時間は約2時間です。

4つのランプからなるLEDインジゲーターが充電ケースの正面下にあるので、充電容量を視覚的に確認することができます。1週間の試用では、毎回使い終わった後にイヤホンを充電ケースにしまいましたが、LEDインジゲーターはまだ1つが点灯している状態でした。
バッテリーが大容量であることはもちろん、低い消費電力設計でバッテリー寿命を延ばす、特許取得済みの「エネルギーロック」(Energy Lock)技術が功を奏しているようです。

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)のバッテリーの持続時間は?

そして、バッテリーの持続時間ですが、スペック表にあるようにイヤホン単体で最大16時間、充電ケースとの併用で最大58時間となっています。
1日最長10時間ほど装着して音楽を流してみましたバッテリーは何の問題もなし。寝ている時間以外は使い続けられる仕様には驚かされます。

また、15分の充電で約6時間も再生できるのはうれしいポイントです。充電ケースにイヤホンを入れて充電を繰り返せば累計で最大58時間使い続けられるので、バッテリー不足になる状況はなかなかないと思いますが、いざというときに大助かりです。

また、「オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)」の左右のイヤホンには、それぞれに独立うした電源ボタンが搭載されているので、電源のオン/オフが可能。万一、バッテリー切れが心配な状況でも安心です。長時間対応のバッテリーを用意しながらも、いざという時の対応もできるように設計されているのは優しすぎます。

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)を実際に使ってみて感じた「良かったポイン ト」と「気になるポイント」

良かったポイント

  • メガネやマスクと一緒に装着しても耳にフィットして長時間使用でも疲れない
  • 低・中・高音域のバランスがよく、自分好みにカスタマイズも可能
  • 近い距離でなければ音漏れが気にならない
  • 1回のフル充電で16時間使用できるロングバッテリー
  • マルチペアリングで2台まで同時接続、3台以上でもカスタマイズ可能
  • Bluetooth 5.3により干渉が少なく、クリアな音が届く
  • イヤホンに電源ボタンがあるので、充電ケースなしでもオン/オフができる

気になるポイント

  • フィット感は人により異なる
  • タッチボタンのジェスチャー操作は慣れが必要
  • 音声通話で若干の遅延が起こる
  • ワイヤレス充電ができない
  • 標準販売価格が3万円台前半とやや高い

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)のQ&A

オーラダンスはどこの国のブランド?

オーラダンス(Oladance)は香港に本社を置く企業DANCING TECHNOLOGYダンシングテクノロジーが開発したオープンイヤー型の独立ワイヤレスイヤホンです。
オーディオ業界10年以上のベテランエンジニアを筆頭に、2019年に設立されたばかりの新しい企業です。

どのデバイスで使える?

スマホやタブレット、パソコン、スマートウォッチ、テレビなどBluetooth接続が可能なデバイスに対応しています。専用アプリは、iOSとAndroid。

本体からバッテリー残量を確認できる?

オーラダンス プロ(Oladance OWS Pro)のバッテリー残量が5%と1%になると音声でバッテリー残量を知らせてくれます。より詳細なバッテリー残量を知りたい場合は、専用アプリで確認できます。

片側のイヤホンだけでも使えますか?

左右のイヤホンは、個別に音楽を聴いたり音声で通話したりできます。

保証期間は?

購入後は30日間返品保証。1年間のメーカー保証が付いています。

まとめ

オープンイヤーイヤホンを使いはじめたのは、インイヤーイヤホンで耳穴にフィットするモデルが見つからなかったことと、耳への圧迫感が苦手だったたから。オープンイヤーイヤホンであれば、耳を塞がないので気になっていたことが解決でき、周囲の音も聞こえることで仕事中でもサイクリングなどのスポーツや移動中でも気軽に使える安心感があります。

スマホで音楽を聴いたり、パソコンでYouTubeを視聴したり、テレビで動画配信の映画を観ていても、心地よい音質と着け心地で快適に使用することができました。

複数のオープンイヤーイヤホンを利用してきましたが、執筆時点で自分史上最高のモデルと言えそうです。

Oladance OWS Proの詳細はこちら